Safecastは世界中の放射線データを共有することで、皆に力を与えるプロジェクトです。

2013年05月06日 12:30 2013年05月06日 12:302013年05月06日 12:30
 

上のビデオは、bGeigie Nanoを搭載し、飛行中に放射線測定とwifiを利用して生中継を行うhexacopterのものです。これは、5月上旬、マサチューセッツ州ケンブリッジで行われた一週間に渡るSafecastハッカソンの成果です。

このハッカソンの期間、無人飛行機に注力する理由は数多くありました。もちろん、無人飛行機はカッコ良く、興奮させるものであり、人々が関心を持ち続けるのに役立っています。実用レベルでは、例えば、急勾配の坂や汚染地域といった、あまりに危険だったり、単に立ち寄れない地域での測定を可能としたりといったニーズもあります。私たちは、飛行経路を計画し、無人飛行機に広大な範囲を、その地域を案内出来る人よりも早く測定することができます。無人飛行機に関して私たちのデータについて考えてみると、私たちは様々な側面から存在する課題を考え、新たな活力で取り組めるのです。

セーフキャスト・エア・フォースのコンセプト( これは、たくさんの互換性のある要素でできた、組立式無人飛行機プラットフォームなのですが )は、 当初はRay Ozzieから提案があり、1週間を通じてセーフキャスターのNaim Busek、Joe Moross、Pieter Franken、Steven Wright、 Ariel Levi Simons、 Haiyan Xhang、 Paul Cambell、 Anthony DeVincenzi、 Samuel Luescher と私がアイデアを現実のものとしました。

私たちは、3D Robotics社から組立済みのHexacopeterで始め、モーターとブレードをアップグレードし、より丈夫な DJI Flame Wheel Frameにもしました。Ardupilot(オープンソース arduinoベースの自動操縦システム)により頭脳を、セーフキャストにより観測機器が用意され、私たちは特長のある飛行機を組み立てました。

これは今のところ確実に私たちの主要案件であり、私たちは Parrot AR.Drone 2.0 Quadricopterも組立済みプラットフォームとして利用することも調査しました。私たちは、動作するためにデバイスの重量を減らすためにたくさんの作業を行っていますが、もし、私たちがより高価な設計で概念検証できれば、機能を削って、人々が貢献しやすく、また、ワクワクする観点でも、最小の実効性のある製品を作ることができるのです。

もし、私たちが一瞬後退しても、この組立システムは明確なものとなります。無人飛行機は“プラットフォーム”ではありますが、バイクや自動車で使うこともできますし、人が持ち運ぶこともできます。概念実証の”センサー”は放射線でしたが、この点についても、大気品質やその他皆さんが観測したい他のものに変えることもできます。私たちはデータのアップロードにwifiを利用していますが、他にも適用できるたくさんのデータ転送方法があります。私たちはこのプログラムを開発し続け、他の構想の踏切板になることを楽しみにしています。
いくつかの試験飛行のビデオがリンク先にあります。

日本語訳:Toshiyuki Arai
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2013年05月03日 06:00 2013年05月03日 06:002013年05月03日 06:00
 

セーフキャストプロジェクトの素晴らしい利用法の一つは、前例のない規模で環境データを収集し分析できることです。セーフキャストでは、2年間にわたって日本における放射線データを収集してきました。今こそ日本の異なる地域横断での放射線変化を振り返ることができます。

Radioactivity in Inzai, Japan

Radioactivity in Inzai, Japan. 18 months worth of data.

Safecast data from Iitate, Japan.

Radioactivity in Iitate, Japan. 24 months worth of data.

2つの街での計測

福島第一原発の事故が日本全国で放射線について共通の認識をするようにいたった間、私達は国内の広い範囲にわたって十分な計測を続けてきました。国内のほとんどの場所は、311以前と背景の放射線量があまり変わっていません。(一分間に約30~40カウント)。 この事の一例として印西市があります。印西市は東京と成田空港の間に位置し、メルトダウン地点から193km南西の場所に位置します。最初のグラフはバックグラウンドレベルがわずかに通常考えられるよりも高いことを示していますが、放射線の観点では、2011年の半ばから2012年の終わりまであまり変化はありません。

次の研究対象の街は、福島第一原発から北西に約38kmのところに位置する飯舘市です。かなりの被ばくと顕著な減衰曲線を示しています。減衰曲線で注目に値する点は、半減期が指数関数的減衰関数に適合して妥当な精度で推定できていることです。この方法により私たちは表面放射能の減衰半減期が2011年半ばに始めた2年間からわずかに1年であることを推定することができました。これは2つの主要な放射性同位元素であるCs134とCS137の減衰半減期が、それぞれ2年と30年なので、注目に値するのです。このことは、追加のメカニズムが飯館村には作用していて、放射性物質が表面から離れていることを示しています。たとえば、侵食や新しい表土の堆積といったものにより表面の測定可能な放射線減衰を加速させているのです。

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2013年04月03日 15:26 2013年04月03日 15:262013年04月03日 15:26
 

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2013年04月02日 19:04 2013年04月02日 19:042013年04月02日 19:04
 

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3月14日、日本医療政策機構主催の『他領域と医療のCross Discussion シリーズ』として、SAFECASTの取り組みをディレクターである、ピーター・フランケンが講演しました。
東京駅近くのカフェを会場にした朝8時スタートのイベントに、日本医療政策機構代表理事の黒川清先生をはじめ、大学生や出勤前の会社員等数多くの方々がピーターの話を聞きに集まりました。

Health and Global Policy 1

ピーターは、当初、測定デバイスがなく自分たちでデバイスを作ることにしたことや、国や放送局が測定データに著作権をもっていてデータを活用出来ないといった、苦労話を交えながら、今日までのSAFECASTの取り組みについて語りました。
作成したデバイス用いてボランティアや協力してくださる方々に放射線量を測定してもらい500万箇所を超える測定データを収集できており、今なお測定データが増えています。また、収集したデータをCC0(クリエイティブ・コモンズ)のパブリック・ドメインの下、インターネット上で公開し誰もがアクセスできるようにしているのも特長のひとつです。世界で唯一成功し運営されている放射線センサーネットワーク構築のリアルな経験談に、参加者達は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。

また、今後の取り組みのひとつとして、放射線測定と同様に、大気の品質測定にも取り組み始めていることにも触れました。講演会前の日曜日、東京をはじめ関東地方の一部では煙霧(乾いた微粒子により視程が10km未満となっている状態)が発生したこと、また、海外でのPM2.5による大気汚染報道等により、出席者の中でも放射線以外の環境データについての関心も高かったようです。

質疑応答において、SAFECASTの経験から、プロジェクトの進め方へのアドバイスを求められた際、ピーターの「考えているばかりでなく、方向性を決めて行動をおこすこと。修正などはあるかもしれないが、まず、行動をおこすことが大事」という言葉は、参加者の心に強く残ったのではないでしょうか。

Health and Global Policy 2

今後も、ひとりでも多くの方々にSAFECASTの活動を知っていただけるよう、様々な機会を通じて情報発信していきたいと思います。

新井利幸

  • 2013年03月26日 02:54
  • Posted by naozumi on 2013年03月26日 02:54
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2013年03月22日 05:17 2013年03月22日 05:172013年03月22日 05:17
 


Safecast(セーフキャスト)が常に直面していた問題は、デバイスに限りがあるため、計測値の収集に制限があることでした。bガイギーのデザインは素晴らしいのですが、1つにかかるコストが1000ドルもする上、作るのに相当の時間も必要です。(1つのデバイスを作るのに丸々1週間はかかる。)そのため、限られた台数しか使えないという状況が続いていました。また、今や私達の周囲には、bガイギーを使いたいという人は数多くいて、その数は実際の台数をずっと上回っていました。
この問題を解決するために、私達はbガイギー・ナノを作り、さらにbガイギー・ナノ・キットを開発しました。ご想像の通り、ナノとは小さいバージョンで、持ち運びが便利にな上、従来のbガイギー以上の機能を搭載しています。
多くのSafecastのチームメンバーもナノを持ち、持ち運んでいます。コンパクトサイズなので、移動の負担にもなりません。

さらに重要なのは、ナノが自分で組み立てられるキットだということです。
もしはんだ付けの方法を知っていれば、ナノ・キットを一晩で作り(はんだ付けは10分で習えます。)、翌日からセーフキャスティング(Safecastの造語で、放射線計測をし、データをアップロードすること)することもできます。bガイギー・ナノ・キットを使って個々のポイントの計測もできますし、車に搭載して運転しながらジオタグ付きの放射線データを収集し、セーフキャストサイト内にあるアップロードページからデータアップすることもできます。使用法は通常のbガイギーと全く同じです。
ハードウェアもソフトウェアもデザインは通常のセーフキャストの方針通り、オープンソースですので、皆さんが自分で部品を買って作ることもできます。
しかし、今回、皆さんが自分で簡単に組み立てられるよう、キットとしてインターナショナル・メドコム社と共同で開発しました。bガイギー・ナノ・キットは1台450ドル(日本販売価格未設定で発売。)で、先着順で販売となります。
ご希望の方は、フォームにご記入ください。

他の写真や技術詳細はジャンプ後

[写真は Pieter Franken 撮影]

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2013年03月10日 06:04 2013年03月10日 06:042013年03月10日 06:04
 

  • 2013年03月10日 06:04
  • Posted by Pieter on 2013年03月10日 06:04
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2013年03月07日 19:20 2013年03月07日 19:202013年03月07日 19:20
 

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  • 2013年03月07日 19:20
  • Posted by azby on 2013年03月07日 19:20
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  •   News
2013年03月06日 15:43 2013年03月06日 15:432013年03月06日 15:43
 

2013年03月05日 06:30 2013年03月05日 06:302013年03月05日 06:30
 

Top or bottom? Safe or not?

私達のもとにはinfo@safecast.org宛やセーフキャストグループを通じてつながりを持った人達からたくさんの質問が寄せられます。みんな放射線のあらゆる面について理解しようとしています。
そして、もちろん、多くの人が似たような質問をしますが、疑いなく最も頻繁に聞かれる質問は「~~は大丈夫?(安全ですか?)」 といった類のものです。 信じられないかもしれませんが、私たちの放射線FAQのページには答えが準備されているにもかかわらず みんな質問し続けるのです。

最近、九州で数ヶ月過ごす予定だった人から当地での汚染について質問がありました。彼は放射線レベルについての情報を得、現在の放射線レベルは3.11以前よりも高いと最終的に結論づけました。
彼はそれがセシウムやストロンチウム汚染によるものなのか質問しました。実際、彼は別々に収集された異なるデータセットを比較していました。 私は彼にユーザが矛盾のない測定データを全国にわたって自由にダウンロードでき、時間の経過に伴い変化を比較することができる DPNSNNEを教えてあげました。そのデータによると九州における空間線量レベルは(原発)事故の前後で全く同じであることが示されています。 フォーラムやメーリングリストでしばしばあることですが、いったん質問に対する返答があると、議論は(自然に発生している)ラドンと(人口の)セシウムやストロンチウムの危険性の違いにシフトします。

そして、すぐにラドン、セシウム137、ストロンチウム90の半減期(一定量の放射性同位体が半減するのにかかる時間)についてのデータが“証拠”として俎上に載せられ、半減期と生物学的な半減期の違いについて議論がされ、その結果、質問は以下のことに形を変えてしまうのです。

  • セシウム134/137は生物学的半減期(70日で体内から半分が消滅する)、ストロンチウムは18年間であるのに対してラドンの半減期はたったの4日であるため、ラドンは他とくらべて危険が少ないのではないか?

私はこれについてよく考えてみましたが、次のような例を上げることで説明できるのではと考えました。その例とはこのブログポストにまとめられた例のことです。(ここで私のとりとめのない書き物を外に出すように促してくれたアズビー、ジョー(JAM)、そしてみんなに感謝したいと思います。)
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